訪問看護の利用の流れ
訪問看護を利用するには、事前の相談や医師の指示書が必要です。
利用開始までのステップを分かりやすく解説し、利用者や家族が安心してサービスを受けられるようサポートします。
お問い合わせ(相談)
まずは、訪問看護が必要かどうかをご相談ください。
専門スタッフが、現在の状況をお伺いし、適切な方法をご案内します。
お問い合わせ方法
● 電話でのご相談(受付時間:8 時半~17 時 30 分)
● お問い合わせフォームからのご相談(24 時間受付)
こんな相談ができます
• 「訪問看護を利用できるのか分からない」
• 「医療保険と介護保険のどちらを使えばいいの?」
• 「家族の介護が大変で、何か支援を受けられないか?」
訪問看護の利用が可能かどうか、専門スタッフが詳しくご説明いたします。

医師の指示書の準備
訪問看護を開始するには、「訪問看護指示書」が必要です。
訪問看護指示書は、かかりつけ医が作成する書類で、どのような医療ケアが必要かが記載されます。
指示書の取得方法
● かかりつけ医に相談し、訪問看護を希望することを伝える
● ケアマネジャーがいる場合は、ケアプランと合わせて相談
● 訪問看護ステーションが、医療機関と連携し、手続きをサポート
医師の指示書の準備には、通常 1~2 週間程度かかります。早めの手続きをおすすめします。

訪問相談と状況確認
ケアマネジャーや医師からの依頼内容を確認し、契約時に利用者・家族と改めて確認させていただきます。
利用者や家族の希望もお伺いし、適切な訪問看護のプランを作成するための重要なステップです。
訪問相談の内容
● 利用者の病状や生活環境の確認
● 家族の介護状況や支援の必要性の把握
● 必要な医療処置やケアの内容の確認(点滴、服薬管理、リハビリなど)
自宅の環境に応じて、介護ベッドや福祉用具の導入が必要かどうかも確認します。
医師の指示内容に基づき、利用者や家族に適切な看護プランを検討します。

訪問看護計画書の作成
訪問看護計画書は、訪問看護の具体的な内容や目標を定める重要な書類です。
医師の指示に基づき、利用者の状態に合わせた適切な訪問看護計画を作成します。
訪問看護計画書の内容
● 提供する医療処置(点滴、カテーテル管理、床ずれケアなど)
● リハビリの内容(歩行訓練、関節可動域訓練など)
● 家族への介護アドバイスや精神的サポートの有無
訪問看護計画書は、医師・ケアマネジャー・利用者・家族と共有し、納得の上でサービスを開始します。
病状の変化に応じて、必要に応じて計画を随時見直し、柔軟に対応します。

サービス開始
訪問看護計画書に基づき、定期的に訪問を行います。
利用者の状態に合わせて、適切な医療ケアや生活支援を提供します。
訪問看護の流れ
● 訪問時の健康チェック(バイタル測定・病状確認など)
● 医療処置(点滴・服薬管理・傷の処置など)
● リハビリ支援(歩行訓練・生活動作訓練など)
● 家族へのケアアドバイス・介護相談
初回訪問時には、利用者や家族にサービス内容や今後の流れをご説明します。
訪問頻度やケア内容は、利用者の状態や医師の指示に基づき、定期的に見直します。

緊急時の対応
急な体調の変化があった場合は、速やかに対応します。
緊急時の対応フロー
● 訪問看護師が異常を確認(バイタルチェック、症状の変化を確認)
● 必要時主治医に連絡し、指示を受ける
● 必要に応じて、病院への搬送をサポート
● 家族へ状況を説明し、適切な対応を提案
● 訪問看護師が継続的に状況を確認し、フォローアップ
24 時間対応の訪問看護(オプション)を利用すれば、夜間や休日の急変時にも安心です。